データ作成前の注意アイキャッチ

【初心者必見】データを作り始める前にやるべきこと

こんにちは。突然ですが皆さんはデザインを始める際、どのようなことから始めますか?いきなりパソコンの前に座ってデータを作り始めてはいませんか?

デザインを始めるにあたって、いきなりパソコンの前に座り、データを作り始めるのはよほどのことがない限り得策とは言えません。
そこで、今回はデータを作り始める前にやるべきことを僕なりの視点で解説していきます。


内容を整理する

必要情報の整理

これは印刷物に限らずWEB等、どんなデザインをする場合でも必ずやっておくべきことです。

内容を自分自身がしっかりと理解・把握し、物事を伝える順序や優先順位を決めておきます。

1つの印刷物の中には「タイトル」・「開催日時」・「場所」・「特典」・「会社名」など、様々な情報を掲載していくことになります。その中で一番に伝えなければならないことは何か?一番のターゲットになりうる人はどんな層か?などを考慮し情報の優先順位を決めていきます。

ターゲットとなる層によって掲載する情報量は変わってきます。例えば…お年寄りをターゲットとしたチラシなどを作ろうとしているとします。
せっかくお金をかけて印刷をするわけですから「アレも入れたい」「コレも入れたい」と思う気持ちは十分に理解できます。しかし、お年寄りをターゲットとしているのであれば、情報量は必要最低限にとどめ、1つ1つの情報を少しでも大きく掲載する方が読み手に優しく、効果的と言えるでしょう。

逆に若い人をターゲットにするのであれば、文字などの情報は多少小さく掲載してもさほど問題はないでしょう。内容にしっかりと優先順位をつけ、メリハリをつけることで内容に興味を持った人は詳しく掘り下げて読み進めてくれるでしょう。

このように「何でも入れてしまえば良い」というわけではありません。ターゲットによって必要な内容や情報量は大きく異なります。その点を考慮した上で情報に優先順位をつけ、掲載内容をまとめておくことで以降の作業効率はグンとアップします。

手書きのラフを書いてみる

手書きラフの作成

これは世の中のデザイナーと呼ばれる方の大半が行なっている工程でしょう。

パソコンの前に座り、作業を始める前に【モニターの代わりに紙を準備】し【マウスを鉛筆】に持ち替えてデザインのベースとなるラフを書いていきましょう。

前項で整理し、まとめた内容を元に手書きでデザインの下書きを作っていきます。この下書きがしっかりできているとパソコンでの作業速度は圧倒的に速くなります。
時間に追われていると一刻も早くパソコンでの作業をしたくなる気持ちは僕も良く分かります。しかし、急ぐ時ほどラフの作成に時間をかけてあげることで、結果的にデザインが早く仕上がることが多々あります。

特に、デザインにまだ慣れていない新人さんや初めてデザインをする方にとっては【習慣化して癖づけるべき】と言ってもいいほど大切な作業だと思っています。
経験を積み、余程多くの引き出しがない限りは作業中に手が止まり、グツグツと煮つまってしまうでしょう。

もちろん、手書きのラフをしっかり書いたのに「あと一歩何かが足りない…」と煮つまってしまうこともありますが(笑)

また、このラフ作成時に、ざっくりとした全体の色調などもイメージしておくとよりパソコンでの作業はスムーズになります。

参考になるデザインを探してみる

参考資料探し

ラフの作成に似たものがありますが、イメージに近いデザインのものがないか探して参考にすることも非常に大切です。手書きのラフ作成と同時に行うとより効率的かもしれません。

デザインに限った話ではないと思いますが【良いものを真似る】ことで自分自身の引き出しを増やしていくことにも繋がります。引き出しは増えれば増えるほど作業の効率は上がり、ここまで記載してきたすべての工程にかかる時間はどんどん短くなっていくでしょう。

例えば住宅のチラシを作ることになったなら【住宅 チラシ】などで画像検索すれば様々なデザインのチラシ画像が出てきます。使う・使わないに関わらず、目に入ってきた多くの画像を見て、参考にし、インプットしておくことで自身の引き出しはどんどん増えていきます。

また、別の案件の時に『前に見た○○みたいなデザインがハマりそうだな』などイメージすることもできるようになるでしょう。さらには【似たデザインで0から自分で作成する】ことでアレンジする力も向上し、ゆくゆくは少しのヒントから大きくデザインを展開していくことも可能になってくるでしょう。

デザインに携わるなら、時間が空いている時は様々な印刷物・画像などを数多く見て自分の中の引き出し・ストックを増やしておきましょう。

ちなみに僕も、ついつい看板デザインを気にして歩いていたり、必要ないのに出先に置いてある印刷物を持ち帰ってみたり…癖になっています。一種の職業病です(笑)


終わりに

いかがだったでしょうか?【デザインを始める前にやるべきこと】というテーマで初心者向けを意識して記事にしてみました。どれも経験が長い方ほど癖になっているであろう当たり前のことばかりです。

パソコンの前に座る前に【内容理解して必要な情報をまとめ】、【必要な情報をもとに手書きのラフを作成】してからデータの作成を開始する。時間がある時は【世の中に溢れている様々なデザインを多く見て引き出しを増やしておく】

この内容が癖になってしまえば、デザインに要する時間はかなり短くなるでしょう。デザインを始めたばかりの初心者さんや、これからデザイナーを目指す誰かの参考になってくれれば嬉しいです。

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